紀州鉄道は2021年3月13日(土)にダイヤ改正を実施し、最終列車の時刻を繰り上げます。(2021年3月5日10:50更新 和歌山方面からの特急列車からの接続の情報を補足)
現行ダイヤで下り西御坊駅行の最終列車となる御坊駅20:38発の列車は、ダイヤ改正により運転取り止めとなり、1本前の20:16発が最終列車となります。JR紀勢本線(きのくに線)の和歌山方面からの接続列車も変更となります。現行ダイヤでは和歌山駅19:30発の普通列車が御坊駅で紀州鉄道線の最終列車に接続していますが、ダイヤ改正後は和歌山駅19:26発の特急「くろしお23号」、もしくは和歌山駅19:03発(平日時刻、土休日は18:51発)の普通列車が最終接続となります。
上りの御坊駅行最終列車も時刻が変更となります。現行の西御坊駅20:27発の最終列車が運転取り止めとなり、1本早い19:55発がダイヤ改正後の最終列車となります(時刻表は下表を参照)。
最終列車の繰り上げに伴い、紀州鉄道線の1日あたりの運転本数は上下各19本から18本へと減少します。
3月13日(土)のダイヤ改正ではそのほか、日中時間帯の一部の列車の運転時刻が調整され、JR線との接続が改善されます。
全線の距離がわずか2.7kmという和歌山県の紀州鉄道は「日本一短いローカル私鉄」として知られています。ちなみに、全国で営業距離が最も短い旅客鉄道事業者は紀州鉄道ではなく、千葉県の芝山鉄道です。芝山鉄道線の路線長は2.2kmですが、線路がつながっている京成電鉄に直通運転しているため、独立した路線としてはやはり紀州鉄道線が最短となります。